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2002/04/07 (Sun) それぞれの(1-2)

 目が覚めると、そこは懐かしい部屋だった。
 去年まで僕が住んでいた部屋だ。妙に片付いたテレビ周りと、やたらに物が多い机の上。ノートパソコンの横にはコンビニ払いの払込票が何枚か置いてあり、壁際にある電源が入れっぱなしになったコンポはなぜかチカチカと青白く光っている。
 でもカレンダーがない。
 それは僕の部屋の特徴だった。「今日」を知ることはテレビをつけるかパソコンを開くか、とにかく何かしなければいけない。ところで、僕はどうして過去にいるのだろう?
 …6月18日。だけど2001年。おいおい、これは夢か? 自覚した夢だとすれば、あの頃をもう一度楽しむことくらいはできるかもしれない。僕は大学生。気楽に生きていられる身分だ。人生を楽しんでいた頃、そう、それは青春だ。これが夢だとすれば、僕の願望だとすれば、僕は青春時代に戻りたいと願っていたのだろうか?
 それとも、これは…
 と、そこまで考えて僕は昨夜布団の中で考えていたことを思い出した。そう、「今」はたしか僕が「ボク」だった頃。少年だった頃だ。
 「俺」のルーツを探して、自分探しの旅に出よう。
 僕はひとつの悩みを…、未来から連れてきた悩みを抱えたまま、そのしみったれな旅に出ることにした。ちなみに悩みとはこの旅のテーマとは全然関係ない。
 「未来」から来た僕になら、もしかするとその悩みも解決できるかもしれない。
 現在は大学院でその研究をしているけれど、一向に進まない。もともと僕のような凡人が扱ってはいけないテーマだったのかもしれない。

 星や月、太陽でさえ、「今」の僕が見ているのは「過去」の映像なのだ。光が届くまでに時間がかかることから起こる現象…ごく当たり前のことだ。だから僕が見ているのは全て「過去」でしかない。目の前にある物や人を見ることにもまた、極小の遅れが生じている。無限小の遅れは「ゼロ」といえるだろうけれど、僕は、我が侭でしかないのだけれど…
 「今」の世界を見てみたいと願う。

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