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2002/04/15 (Mon) それぞれの(1-5)

 目覚めると、いつもの布団の上だった。
 隣には彼女も寝ている。あれ、僕は…夢を見ていたのか? どんな夢だっただろう。何かを思い出せそうだけれど…うん、重要なことを忘れている気がする。何を忘れているのだろう?
 僕が夢の何かを忘れてしまったこと、これについて深く考えたいところだが…今日はTAの授業がある。馬鹿大学生と研究一本のアホ教授の間で僕はなんちゃって講師をしなければいけない。まぁ、いっつも講義から話が逸れたまま授業は終わってしまうのだが。
 ところで僕は何を思い出そうとしていたんだっけ? 何か忘れてたことがあったんだっけ? あれ? 何を忘れたのか、を、忘れているぞ?
 くそっ。これが夢の悪いところだ。重要なメッセージを秘めているはずのそれが、重要な部分が、目が覚めると同時に消えていく。記憶の中から消えていくんだ。どうして消える? どうして僕はそれを記憶に刻めない? 脳細胞の奥底に…! ほんの小さな電気を流せばいいだけのことなのに、どうして僕のクソ脳はそれを行わない? どうして忘れていく?

 隣で寝ている彼女が寝返りを打った。僕に背を向けて気持ちよさそうに眠っている。
 そういえば、キミと出逢ったのはもう何年も前のことなんだよな。それはまるで昨日のことのように思い出せるのにね。

 静かに着替え、用意されていたサラダを少しだけつまみ、パンをかじって生ぬるいコーヒーで流し込む。愛しいキミと会話もできないまま、今日の僕は大学へ向かうよ? キミは今日は遅番だと言っていたから寝かしておいてあげるよ。そういえば、昨夜キミが何時に帰ってきたのかも僕は知らない。僕が知らない間に帰ってきて、眠っている僕の側にいつものように寄り添ってくれたの?


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