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2002/07/01 (Mon) それぞれの(3-1)

 少年だったぼくには、それは夢だった。
 触れてみたいけど、どうやったら触れられるのかもわからない、噂だけの禁断の実だった。それが『ある』ということだけは知っていた。なんせ、世間がそれをあまりにも賛美するから。ぼくはそれを知りたかった。触れたかった。食べてみたかった。
 どんな味なんだろう。テレビやラジオや雑誌やネットでは人それぞれその味が違うらしいことしかわからなくて、それがどんなものなのか、その具体的な輪郭さえ掴むことは困難だった。
 あの頃のぼくは、ただ早く大人になりたかっただけだった。

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