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2004/02/13 (Fri) 忍者ハッタリ君

 山を越え 谷を越え 僕らの町へやってきたー
 ハッタリくんが やってきたー

 ブロロロロン! ガオン! ドババババババ……
 その音が響き渡り、町中の兵(つわもの)が振り返る! あれはカワサキの誇るGPZ900R・初期型A1! フルパワー115psを手曲げワンオフのマフラーに通して地鳴りのような爆音を巻き上げる! そしてそのニンジャにまたがる男こそ、前世紀最後のSINOBIと呼ばれた伝説のペテン師だ! その嘘は世界を騙し、ときにパイロット、ときに弁護士、ときに医者、ときに海賊と実に様々な職を転々とするがその正体は誰も知らない……
「ニンジャ(に乗って)、ハッタリカンゾウ、ただいま参上!」

 カロロン、と黒く重い扉が開く。カウンターには数人がいるだけで、店の中はどんよりと重い空気が漂っている。カンゾウはカウンター奥のダーツの的をめがけ、胸ポケットから取り出した手裏剣を投げつける!
 パスッ
 ほとんど音もなく、手裏剣はダーツの真ん中に刺さった。そして手裏剣に括り付けられていた小さな巻物をバーテンが開き、そこに書いてあったオーダーを受ける。
「投ーげる手裏剣、ストライク……」
カンゾウはボソッと呟き、一番奥の席へと入っていく。
 しばらくするとウェイトレスがカクテルを持ってきた。なぜかジョッキだ。それを手渡しで受け取った瞬間に一気で飲み干し、カンゾウはカッと目を見開いた。
「忍法! 金縛りの術ッッ」
ウェイトレスが硬直し、その隙にカンゾウは扉へと一目散に走っていく!
「ニンニンニンニンニーン!」

 飲酒運転で爆音を轟かすニンジャが一台、この町を去っていく……
 経歴を偽り、世界を騙しつづける男、ハッタリカンゾウ。できるもんなら、捕まえてみやがれ!

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