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2004/04/02 (Fri) ふぁみこん

 最近のゲームは操作性も抜群だし、絵も綺麗だし、ストーリーも素晴らしいし、ともすれば映画や小説以上の名言を生み出すし、人生になんらかの影響を与えるほどの力を持っているのだけれど、僕には、何か足りないのだ。
 初めてテレビゲームに触れて、もう何十年が経つだろう。時代が2,3回変わってしまったように感じる。そんな僕が今になって思うことがある。テレビゲームが「当たり前」になってしまったから、こんなことを感じるようになったんだ。

 太古、ゲームの中には妖怪が棲んでいたはずだった。

 操作性の悪さをどうにかテクで克服し、ドット絵の向こうに描かれる広大な世界をイメージし、バグと裏技を紙一重で使いこなし、「この先には何があるか全然分からない」というスリルを喚起してくれるほど単調な物語の中で、僕らは確かに、そう、妖怪を感じていた。
 暗闇には物の怪がいて、夜になると子供は恐怖し、月明かりに興奮を覚え、霊はいつか帰って来るし、陰陽術や心霊術が当たり前のように認知され、そう、「見えないものを信じる」ことがこの国の…日本の! 伝統的な文化であったはずだ。それがいつしか、進化しすぎたゲーム機はそれを片っ端から排除していった。イメージの向こうにあったはずのおどろおどろしいそれを明確に描ききり、オカルトという名称をただのインチキに仕立て上げ、結局すべてをつまらないものに変えてしまったのだ。
 だから今、僕は切に復活を願う。
 正体不明の物の怪と一緒に遊んだ子供心が、どれほど人の心に深みを与えるかを知っているから。
 善良な心を持った妖怪たちに助けを求める手紙を書こう。いつかきっと、金と欲にまみれた豚を殺してくれる物の怪が現れてくれるはずだから。

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