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2004/07/15 (Thu) 夜回り探偵

 若者が突っ走ろうとしている「ダメの道」。そこに警告を出しても誰も受け取らない。たとえばメールでも、知らない人からの受信では内容を見ずに消すことがほとんどである。電話も繋がらないし、かといって実際に会って話をする段にいたってはお話にもならない。
 自分の自慢話から始まり、過去の恋愛、体験、法に触れたことを得意げに言ってみたり、人を馬鹿にしたり、そのくせ自分の将来は不安でたまらないと云う。

 今つるんでる仲間が3年先5年先もずっと仲間と呼び合える自信がない。

 夜の街に座り込むグループの中にいても、いつ誰がその輪を飛び出して社会人として生きていくか分からない。そうなると飛び出た彼は仲間ではなくなり、むしろ敵となる。なぜなら、彼は大人になる道を選んだからだ。
 いつまでも仲間とつるんで馬鹿話をしていたい、そう思うのはもっともである。しかし、いつまでもそうしているわけにはいかないのだ。明示されていないだけで、タイムリミットは確実にある。気付かない人が多いけれど、振り返ってみればそれがいつだったのかわかる。いつまでも子供ではいられないのだ。
 大人にならなければいけない瞬間がある。しかもそれは、自ら選ばなければいつになっても気付かない。ただ1つ救いがあるとすれば、遅すぎることはない、ということだろうか。

 前回、社会の真ん中で死んでいく若者たちについて少し触れたが、彼らは死んでいくのではない。殺されていくのだ。大人になる気、働く気があったとしても、大人たちは彼らを認めない。よって、彼らは子供をやめる決意をしたにも関わらず大人になれないままなのだ。そうなると決意や衝動はどこへ行くか。簡単である。
 死、だ。

 好きなことを仕事にしたい、と若者は云う。それは、好きなことをする自分を好きになりたいからである。そして好きなことを探すことはつまり自分を探すこととなり、就職難にあえぐ若者たちは結局、明確な自分を探しているとも言えるだろう。
 仕事をすることを自分らしさ、と位置づけることによって、大人たちには見られない「個性」を出そうとしているのだ。それは悪いことではなく、むしろ賞賛されるべきことだ。殺人事件の被害者達は、最期まで自分が生きる意味を探し続けるというわけだ。


 助けて欲しい、救って欲しい、手伝って欲しい、答えを教えて欲しい、どうやって生きていけばいいか分からない、好きなことが分からない、他人とどう付き合っていけばいいか分からない、仕事をしなければいけないのは分かっているけどするのが怖い、人が怖い、全てが怖い、でも誰も傷つけられないから、そんな資格がないから、だから自分を傷つける。

 社会が生んだ殺人事件は、二次被害者として自殺者をさえ出し続けている。
 この問題に真正面から取り組んでいくのが、俺の仕事であり、使命である…と思う。
 俺自身が「明確な自己」を持っているかと問われれば、答えに悩むのだけれど。

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