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2004/08/20 (Fri) purpose of life

 わたしは説明くんなので、何にでも相当の理由をつけなければ生きていけない。心霊現象がなぜ起きるのかとか、戦争はなぜ終わらないのかとか、心はどこにあるのかとか、いつもわたしは考える。悲しいことに、わたしの持つ理由はわたしが自分で考え付いたものでなければ納得できないのだ。誰かが書いた本を読んで感動したとしても、感銘を受けたとしても、そこにわたしが納得できるだけの理由がなければわたしは満足できない…いや、満足とかそういうレベルではなくてわたしは生きてすらいけないのだ。
 だから考えるのである。
 どうして生きているのかと。
 こんな恥ずかしいこと、他人と真顔で語り合うべきじゃない。それは知っている。けれど、わたしには理由がつかないのだ。本当ならば誰でもいいから聞きたい。いったいどんな気持ちで毎日を送っているのか。なぜ生きているのか。

 人を殺しちゃいけません。自殺しちゃいけません。それはなぜ?
 経済的・倫理的・社会的・道徳的に説明はつくけれど、それは「生きる意味」の答えにはならない。わたしの人生がわたしだけのものではないことは知っている。でも、だから他人を尊重しすぎる必要もないことも知っている。

 昨日目を覚ましたら、また胃がひりひりした。もう病院のベッドではない。いつものわたしの部屋だ。はじめに思ったのは「またやっちゃったな」という後悔だった。
 薬を大量に飲み、ドキドキひりひりしてきた頃にロープで首をくくった。そこまでは覚えている。たぶんわたしは発見され、救急を経て帰ってきて寝かされていたのだろう。数年前に流行った「完全自殺マニュアル」は、わたしのような一般人に「生きる意味」という言葉・概念・存在があることを教えてくれた。そこには簡単にあらゆる死に方とその苦痛が書かれていて、意識を失っての首吊りは最も安楽死に近いものだとも書かれていた。それゆえ、自殺者の数は加速した、と報じられたことがあった。
 実際は、この有様である。
 自殺未遂者は失禁・射精・嘔吐・鬱血などの諸症状を引き起こしながら意識を失う。救急はまず彼らの…わたしたちの…胃を洗浄する。意識があればそれは地獄だろう。中身がからっぽになっても何度も繰り返される胃洗浄。飲まされ吐き出させられる。やがてまた意識を失う。次は尿管にカテーテルみたいなのを刺されてまた何かされている。腕は点滴だ。そうして体中に管を巻かれ、紐を取り付けられてわたしは目を覚ます。みっともないところ見られちゃったな、と思った。それは後悔だ。手は少し震えているけれど脳には後遺症は残っていないらしい。最悪だ。

 生きる意味を探すため、わたしはそれなりに努力・苦労・勉強・取材を怠らない。生きる意味がつまり「生きる目的」である人ならばそれは称えるべきである。「〇〇をするために生きる・頑張る」「〇〇をするまでは死ねない・死なない」そんな目的や目標、つまり生きる指針を持つ人は強く生きられるし、自殺などしない。わたしの気持ちは欠片も分からないだろう。しかしそうではない人が圧倒的大多数なのだ。「なんとなく生きている」「死んでいない」「そんなこと考える余裕もない」。これがほとんど。毎日仕事に行ってすべきことをこなしていればとりあえず生き残れるし、生きてさえいればそこそこの楽しみもある。死ぬほど辛いことはない。そんな感じの人。
 そしてわたしたちのような、自殺志願者。生きる意味が見出せない以上は生きていても無意味なのだ。ならば死ねばいいと思う。短絡的思考の持ち主。一言で云うと馬鹿。来週のジャンプは気になるけど、別に読めなくても構わない。連ドラや明日の食事や次のデートも気になるけれど、生きているのは苦痛そのもの。そんな人種だ。矛盾まみれなわたしたち。

 大切にしたいこと・もの・人。それがあるなら、生きる意味になるだろう。
 わたしの結論はとりあえずそこに至った。消去法で考えると意味など一生かかっても見出せないので、少しだけ肯定的に考えてみた。
 しかし結局は簡単なのだ。わたしたちのような馬鹿は、いつも言っている。目の前にいるはずの大切な人たちに、ではなく、理想の彼方にいる「自分を変えてくれる人」に向かって。
 たすけて、と。
 誰も助けてはくれない。それも知っている。だから思うのだ。ここでまた矛盾。助けられてばかりのわたしが、どうして他人を助けることができるだろう? けれど、助けたいと。いや、救いにはならないことも知っているけれど、ただ、わかってあげることはできるのだ。弱弱しい気持ちで、だけれど。

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