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2004/08/25 (Wed) フルーツ

 苺は初恋の味、みたいなことを云う人がいるけれど、わたしにとってはそれは当てはまらない。というか、苺も蜜柑も林檎も葡萄もさくらんぼもパインも西瓜も桃も、ほとんど全てのフルーツはわたしにとっては甘い記憶などではない。
 苺、と聞いて最初に思うのは口の中が酸っぱくなることだ。梅干を想像するよりもずっと酸っぱい。どうしてだろう。たぶん、わたしが今まで食べてきた苺は全て酸っぱかったからだ。だからわたしはフルーツが嫌い。フルーツポンチなんて何がどう美味しいのか、怖くて食べられない。今ではフルーツを想像するたびに口が酸っぱくなってしまうので、なるだけ考えないようにしているほどだ。好きな果物は、ときかれても答えられないのだ。
 だから、わたしのことが好きです、なんつって告白してくる男子がなぜか最高級苺のパックをプレゼントしてくれても(そんなことする人は普通いないけれど ←普通いないから俺は特別だぜ、なんて思ってやってるのかも)わたしは口の中の酸味を想像してゲンナリしてしまう。
 絶対的に甘いフルーツは存在するだろうか。
 それに、世間一般に苺やさくらんぼが甘い果実の代表みたいに言われるのは、一粒が小さいからだ。あれが林檎みたいな大きさだったら誰も食べない。苺なんてぶつぶつがついててキモいし。
 …夏休みの自由課題にそんなことを考え続けた結果、わたしはひとつの答えを得た。
 たぶん、絶対的に甘い、あるいは酸っぱい記憶を伴わない果実は、梨だ。
 奇遇というかなんというか、梨は「なし」つまり「nothing」に通じるから、甘い甘い記憶は伴わないけれど酸っぱくもない。nothing makes me happy.
 だけど、とも思う。酸っぱい苺を甘い記憶に変えてしまうのは、甘い恋をしたときなのだろうか、と。たとえば苺をジュースになるまで口の中で溶かして、それを口移しし合うような。自分まで溶けてしまいそうな恋が、逆にフルーツと呼ばれているのだろうか、と。

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