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他愛もない世間話をした後で、どうしようもなく自分が嫌になる。今言ったことの全てが私を否定しにかかる。もうダメだもうダメだもうダメだ…心の奥でまた私が頭を抱え、髪をかきむしりながら唇を噛む。リアルの私も唇を噛む。叫んじゃダメ。泣いちゃダメ。抑えなきゃ。まだ大丈夫…まだ大丈夫…まだ大丈夫。
「まだ大丈夫」ぽろっと声が出てしまう。心の中で小さい私がついに悲鳴を上げる。リアルの私もそれと同じように大声で「嫌あぁああああああああ」と叫べたら何か変わるだろうか。たぶん、何も変わらない。「あいつが突然変わった」と言われるだけだ。そして、後で噂されるのだ。「あいつはもともとあぁいう奴だと思ってた」「いつか爆発すると思ってた」…私はそう思われている。関係ない話で自分を後悔する。言葉がうまく出ない。「それを」と「それが」が同時に口に出て、「それぐぁ」と言ってしまい、また落ちる。小さい私が声を嗄らす。喉をかきむしりながら、必死に叫ぶ。…私の代わりに。
本当に本当に本当に、ギリギリのラインに立っている。こういう緊張感に年がら年中さいなまれていると、だんだん全てがどうでもよくなってくる。みじめな自分を、どうすることもできない自分。助けて助けて。誰かに言いたいのだ。好きな人もいないくせに。友人もいないくせに。しかしながら、助けてくれた人と接触したいと思っている自分がいる。自分もいる。いいから助けて。もう疲れた。もう疲れた。もう疲れた。
限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ限界だ…
「ホントに限界?」
心の中で、小さい女神が微笑んで呟いた。
くっ、と唇を噛む力を強め、また自問してみる。
「…まだ、やれる」
いつも、そう言ってやってきた。確かに限界ではあるんだけど、今の私は、日々限界を超えている。毎日が限界を超えた、新しい私。こんなことを言うとポジティブな奴に写るかもしんないけど、そう言ってるうちに強くなれたらいいな。ていうか、人にホントに限界ってあるの? ねえ女神、教えてよ。小さい私も少し微笑む。
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