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2005/04/12 (Tue) ネバーランド

 彼女は今日も僕の隣で歌っている。ラララ。いつものフレーズ。いつもの曲。look at me. look at me.僕はそれに何も言わず、ただ黙って、空を見上げる。誰に歌ってんだ、なんてみみっちいことを言ったら僕は卑小な奴になりそうで、この空が曇ってしまいそうで、←なんて歌みたいなことを思いながらも僕は何も言わないのだ。
 look at me. look at me.その歌は続く。
 ふいに、孤独感が僕を襲う。顔には出しちゃいけない。僕は弱い人間であってはいけないのだ。そういうときは、遠い国の、同じように晴れた空の下で日々を生きることを苦しむ子供を思う。そうでもしないと、僕は泣き叫んでしまうだろう。誰も救えない孤独の中で僕は死ぬかもしれない。
 look at me. look at me.
 春の公園は、僕に神様を連想させた。
 パチンコで負けたときや、大事な仕事を失敗したとき、そんなときに恨む神様とは違う。
 そんなときのフレーズは、いつもこうだ。「ああ神様」。ねえ、ではない。ああ、だ。
 look at me. look at me.
 終わらない歌は、ほんとに終わらない。僕の孤独も終わらないのだ。
 ああ神様。
 こんな世界、ぶっ壊してくれよ。
 こんな世の中、終わらせてくれよ。
 遠い国の子供に、幸せをあげてくれよ。
 ああ神様。
 どうか奪わないで。
 どうか奪わないで。
 …それでも歌は続く。look at me.

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