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2005/07/31 (Sun) 最高の舞台

 いつも思う。
 ”誰かひとりの命と引き換えに世界を救える”という状況が来ないかと。
 いつも思う。
 ”必死確定の人質に誰が行くかくじ引きさせられる”という状況が来ないかと。
 いつも思う。
 ”不治の病の誰を助けるために自分の臓器しか対応しない”という状況が来ないかと。
 いつも思う。
 不意に歩いていたら地雷を踏まないかと。
 いつも思う。
 電車事故に巻き込まれ、近くの女の子をかばったがために最悪な怪我をしてしまわないかと。

 いつも思うのだ。
 理想のために自爆した成年は神にもヒーローにもなれなかった。わずかな金のために身体を差し出した少女はその後笑いながら殺されるが、死体の山に捨てられてもそれがニュースにならないことや、飢えをしのぐために厳正なる抽選でひとり犠牲者を選んで喉と腹を満たすことが現実として受け止められないことや、衣も食も住居も満ち足りてなお引きこもり、それでも他人との関わり合いを求めるがためにモニタの向こうの世界に没頭することがまるでしょうがないことでしかないような、後のことなんていいからさっさと巨大地震が来てみんな(あるいは俺一人が!)死んでしまわないかと日々夢想することの空しさを知っていることからくる苛立ちのような、とにかく全てが俺を絶望させる以外に存在しないこの日々からどうやって抜けようと考えなおもがくこと、を、こうして傍観してしまっている俺がまたいることに、俺はまた絶望する。
 単純なのだ。
 ”誰かを救うために死んでくれ”という状況はたぶん一生待っても来ない。
 けれど、”誰かを殺そうとしている俺を誰かを救うために殺す”という状況は、もしかすると単純に構築できるかもしれない。けど、その単純なことができないようになっている。
 だから、もがく。
 ああ、もがく。もがくよ。
 誰か俺を殺してくれ。俺を殺した分の罪は俺がかぶるから。

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