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2001/09/11 (Tue) The 5th survivor

 モンスターがそんなに強いのかが疑問だった。青春真っ只中17歳の勇者が、レベル1だなんて、信じられなかった。確かに魔法は使えないし、布の服だし、棍棒だ。でも、HPは、たった10程度なのか?モンスターの攻撃は、人をほんの数発で死に追いやるほど痛いのか?じゃあレベルが上がるって何だ?レベルって何だ?人を殺し動物を殺しモンスターを殺し続ければ強くなれるのか?“殺しの経験”を積めば積むほど、強くなれるのか?
 じゃあ、殺してやるよ。強くなるために。
 …そんな世界が嫌いだった。自分を鍛えることが他人を傷つけることなら、そんな世界で勇者と呼ばれたくはなかった。だから僕は、ペンを持った。僕が書く物語は、誰も皆弱くて、それでも血が流れることはなくて、最後には皆、笑って。
 僕自身、HP1みたいな状態は経験したことがあった。口論の末、刺されたとき。何度も何度も刺され、もうダメだと思った。或いは、車に撥ね飛ばされ、身動きが取れなくなったこともあった。でも僕のHPは0にはならなかった。そうやって持ち直すたびに僕はレベルが上がっていることに気付いた。
 僕はサイヤ人だけど、ペンを持つ以外に、戦い方を知らないから。

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